あなたはiPhoneやiPadの機種変更をする時、データ移行を面倒だと感じたことはありませんか。
乗り換えも含めてiPhoneなどを買い替えることを躊躇する理由に「データ移行がめんどくさい」というのが常に上位にいます。
データ移行・バックアップをどうしたらいいのか分からない人も大勢います。
私も最近まで知っているようで知らないことがいっぱいありました。
特に「移行ツール」に関しては数も多いし、使い方もそれぞれだからどれを購入するべきか・・・なんて悩むことも。
データ管理ってどうしても「難しそう」「めんどくさい」「よくわからない」と感じてしまいますよね。
知らないままでデータいじって消えたり変なことになったりしたら・・・と思うと怖くなる時もあります。
そんなデータ移行などの作業が誰にでもカンタンにできて、しかも時間がかからないとしたら嬉しいですよね。
この記事ではデータ移行についての基礎知識と、移行ツールのうち「EaseUS MobiMover(イーザス・モビ・ムーバー)」を使ってきた感想を交えてお伝えしていきます。
iPhoneなどのデータ移行でお悩みでしたら必見です。
もくじ
EaseUS MobiMoverとは
iоs端末やPC間でのファイルやデータを管理することができるソフトです。
EaseUS MobiMoverで出来ることを簡単に見ていきましょう。
- PCからiPhone / iPadへファイルを転送
- データを劣化させずにiPhone / iPad上のファイルをPCにバックアップ
- 旧iPhoneから新iPhoneにデータ移行
- iPhone / iPad上のデータを他のiоs端末にシェア
- 新しいファイルを作ったり、カテゴリーの項目を作ったりできる
- PCからiPhone / iPad上のファイルやアプリを削除
- PCからiPhone / iPadにファイルを書き込む
- PCから画面ロックを解除
- Web動画をダウンロード

上記のような機能がほとんど1クリックで実行可能なところが初心者にとっても嬉しい部分ですね。
実際に使ってみた感想はまた記事後半でレビューしていきます。
EaseUS MobiMoverは自宅のパソコンで起動するツールで、ほとんどのiоs端末に対応しています。
動作環境
対応するOS |
Windows 7 / 8 / 8.1 / 10 |
対応するデバイス |
iPhone 4s / 5 / 5s、iPhone 6 / 6s / 6 plus / 6s plus、iPhone 7 / 7 plus / 8 / 8 plus、iPhone X / XS / XS Max / XR、iPhone 11 / 11 Pro / 11 Pro Max、iPad mini2 / 3 / 4、iPad Air / Air 2、iPad Pro / New iPad Pro |
転送可能なもの | 音声: 音楽、ボイスメモ、着信音、オーディオブック、プレイリスト 画像: カメラロール、フォトライブラリ、フォトビデオ、フォトストリーム 動画: 映画、テレビ番組、ミュージックビデオ その他: 連絡先、メッセージ、メモ、電子書籍、ボイスメールなど |
iPhoneデータ移行方法の色々
iPhoneのデータを移行すると一言で言っても実は様々な方法があるのをご存知でしょうか。
それぞれにメリットやデメリットがあるのと、難易度も様々。
自分にあった方法を選んでみましょう。
クイックスタート
iоs11以降の端末同士なら近づけるだけでデータ移行ができます。
最近の定番となりつつあるもっとも簡単な方法ですね。
[デメリット]
移行のみを目的としているので、元データの保存はできない。
バックアップをしたい場合は別方法を取る必要がある。
iCloudから復元
AppleIDとパスワードが分かっていれば簡単に復元できます。
[デメリット]
元端末でiCloudにあらかじめバックアップを取っておく必要がある。
iCloudの容量の関係で全てのデータが戻るとは限らない。
iTunesから復元
もっとも知名度が高い方法。
PCのiTunesにバックアップされているデータを復元することができます。
[デメリット]
iTunesの使い方が複雑でわかりにくいと感じる人が相当数存在する。

あと、データ送受信に比較的時間がかかるのも難点のひとつ。
移行ツールを使う
任意のデータをひとつからでもバックアップや復元が出来るものが多い。
使う人の場面や用途に合わせて自由度の高いデータ管理ができます。
データの送受信がとても速いのも特徴のひとつ。
[デメリット]
色々なツールがあって、選ぶのに迷うことがある。
移行ツールの選び方
以前、このブログでも同様の移行ツールを紹介しました。
やっぱり、移行ツールを使うっていうメリットの大きさを感じたので、他にもないかと試していたわけです。
- 移行可能なデータ種類と自分が保存したいデータ種類が一致するか
- 無料版の場合はデータ移行にどのくらい制限があるか知っておく
- 使用画面やアイコンがそれぞれ異なるので、自分がわかりやすいと思えるものを探す
- 転送速度が満足いくか
- 利用方法がわかりやすいか
まぁ、色々あるけど、結果的には実際使ってみないとわからないよねって話にいきついてしまう。
そんなわけで、今回は「EaseUS MobiMover」という移行ツールを試してきました。
EaseUS MobiMover
上記のようにPCでデータ移行を簡単に行うことができるiPhoneデータ移行ソフトです。
表示がわかりやすい
移行ツールではそれぞれ個性があって表示、つまりアイコンなどが独自のものだったりすることが多い。
そんな中、EaseUS MobiMoverはすっごいわかりやすいんです。
上の画像は実際の画面なんですが、どうですか?まるっきりiPhoneのアイコンだから迷うことなんてありませんよね。

それにEaseUS MobiMoverの優れているところは、見てもらったように電話帳なら電話帳だけバックアップすることができるというところ。
項目を選ぶことが出来れば、無駄なものをバックアップする時間も省けるのでいいことずくし。
転送速度も良好
「フォン To PC」からバックアップできる項目のすべてにチェックを入れて一括バックアップをやってみた。
写真と動画だけで200GBくらい容量使ってるんですけど、それでもタバコ1本吸ってる間に終わるくらいの速度で完了しました。
iTunesなんかと比べると結構速いです。
容量によってはもっと早くも遅くもなるとは思いますが、ストレスを感じるほどではないでしょう。
コンテンツ管理機能が優秀
EaseUS MobiMoverの魅力はバックアップ・復元・データ移行だけにあらず!
個人的に嬉しかったのが「コンテンツ管理」の機能です。
ざっくり言えば、写真や動画・音楽・アプリなどのデータを個別にバックアップしたり、削除したり、PCから送ったりすることができるんです。
操作できるデータは、このブログの冒頭あたりに書いた「動作環境」の「転送可能なもの」の欄を見てくださいね。
※動画(ムービー)は撮り方?保存の仕方?によっては「写真」の項目に入るようです。
写真や音楽も個別に管理可能
- 端末上の好きなデータを選んでPCに送ることができる
- 端末内の不要なデータだけを選んでPCから削除できる
- PCにあるデータをiPhone / iPadに送ることができる
一度に処理する枚数にもよりますが、送受信もあっという間に終わっちゃいます。
写真データをPCで管理することが多い私にとっては、PCから端末内の不要な写真を削除できる機能は非常に便利に感じました。
音楽データの移行については、iTunesだとコピーガードが効いてしまって上手くいかなかったものについても転送可能でした。
つまりは、旧iPhoneでCDなどから取り込んだ楽曲も新iPhoneへ移植できるってわけですね。
アプリの遠隔削除も可能
需要はどれだけあるかわからないんですけど、面白いなって感じたのがこの「アプリ管理」。
旧iPhoneと新iPhoneをPCにつないでおけば、PC上からアプリをダイレクトに移行できる。
今のご時世ではカイロソフト系のアプリ以外ではあまり聞かないんだけど、そもそもプレイデータの移行機能がなくて、端末のアプリ内にデータを保存するようなアプリ。
そんなアプリでもまるごと移行できるってなかなかすごい。
あとはPC上から遠隔でアプリを削除できるんです。
削除実行とほぼ同時くらいにiPhone上からアプリを消せるってことに、なんかワクワクしました。
Web動画をダウンロードできる
おそらくオマケの機能。
何故かはわからないけど、Web動画のダウンロード機能は多くのデータ移行ツールにくっついてます。
YouTubeとかニコ動以外にも、だいたいどのサイトでもダウンロードができるようです。
動画のURLをコピーしてきて貼り付けるだけの簡単操作。
画面ロックの遠隔解除ができる
これはすごい!すごいんだけど・・・ネックは有料の「Technician」版のみっていうこと。
画面ロックのパスワード忘れがどうしても不安な方や、お店や企業などの業務用端末を管理している方には非常にオススメの機能ですね。
EaseUS MobiMoverまとめ
さて、EaseUS MobiMoverですが、ご紹介してきたように実に分かりやすく簡単にiPhoneなどのデータ移行もバックアップもほとんど1クリックで行うことができます。
無料版と有料版があるので、お試しで使い心地を確かめてから有料版に移るのもアリ。
無料と有料で違う部分は1日に送受信できるデータの数だけ。
それ以外の機能面に関しては無料でもフルに使うことができるのです。(※ロック解除だけは有料の中でもTechnician版のみ)

まずは無料で試せる点、分かりやすさや操作感が優れている部分では全力で「アリ」。
ただ、有料版は買い切りではなく、月額か年額で料金が発生するので、家族でiPhoneを使っているような場合なら安上がりになるけど、一人で使う場合を考えたときにiCloudを拡張するかEaseUS MobiMoverを契約するか、どちらがオトクかは利用シーンで変わってくるでしょう。
最初の方でも書いたように、結局のところ「自分が使ってみてどうか」という部分が大切だと思うので、まずは無料版を試して使用感を確かめてほしいと思う。
詳細は公式サイトを読んでみてくださいね。