もくじ
まどか☆マギカをおさらい
ダークファンタジーで社会現象?
「魔法少女 まどか☆マギカ」なんてタイトルを見るとどうしても少女向けのフワフワ魔法アニメかな? と、このアニメを知らない方は思うかもしれません。 というより、もう今更まどマギについての解説を加える必要もないかとは思いますが・・・ フワフワとした可愛らしいキャラクターや衣装・声優さんと、設定・ストーリーの超絶なるギャップ! 闇、どこまでいっても闇。それと絶望。 結末は果たしてハッピーエンドなのか疑いたくなるような、そんなストーリー。 「ギャップ萌え」の理論かどうかはさておいて、まどか☆マギカは爆発的人気を欲しいままにしました。魔法少女になると願いを叶えてくれる
なんて素敵な提案だろうか! 主人公まどかも最初は「魔法少女なること自体が願い」と言った。 プリキュアしかりセーラームーンしかり、魔法少女のアニメを見て「私も魔法使いになりたい!」なんて夢を見る少女はきっと多いはず。 そんな憧れの存在になれるだけではなく、さらにさらに願い事もなんでも叶えてくれるなんて素晴らしい! まどか☆マギカを語る上で欠かせない要素の一つですね。まどマギ放送前は期待されていなかった?
深夜の時間枠で、TV完全オリジナルで始まった企画。 放送前の評判ではここまで大きな話題となることなんて想像だにしてなかったといいます。 蓋を開いてみたら、放映されてから3話目あたりから爆発的に人気が出てきて、その後さまざまな形でまどマギが世間に出ていきました。 数々の賞を取り、人気を総なめにしていった時代、まどマギは社会現象を起こしているといった人達が多かったようです。 その後、パチスロでまどマギシリーズが出てきて、そこが導入となった人もいるのではないでしょうか?(筆者も実はそのクチ)まどか☆マギカの深いトコロ
そんなまどマギですが、この作品を通じて一体何を伝えようとしているのか。 筆者なりの見解がコチラニンゲンの心=葛藤
まどマギで諸悪の根源とされるきゅうべえ(インキュベーター)、ざっくり言うと宇宙人ですね。 これが宇宙の均衡を保つために、地球の少女が持つエネルギーを集める。 そのために魔女と戦わせ、いずれは少女も魔女へと堕ちる。 真実を知った時、何のために戦うのか、自分はどうあるべきなのかを登場するキャラクター達は必死に考えます。 さやかは好きな人に抱きしめてもらうこともキスしてもらうことも出来ないと嘆き、誰を助けるために戦ってきたのか悩む。 杏子は家族のため、正しいと思うことのためにしたことが裏目に出て傷つく。 救いたい、でも救えない。 助けたい、でも誰を助けたい? 生きたい、でも行き着く先は分かっている。 それらを全てわかった上で主人公まどかはどうするのか・・・ 自分ならどうしたのか、って考えたらちょっとツラくなりました。 そんなある種リアルな心の葛藤を描いている。奇跡の価値
作中で杏子が奇跡ってのはタダじゃないんだ。希望を祈れば、それと同じ分だけの絶望が撒き散らされる。そうやって差し引きをゼロにして、世の中のバランスは成り立ってるんだよ。と言っているシーンがある。 まさにまどか☆マギカの世界に合った言葉ですね。 現実世界で実際のところそうなのかは誰にも分からないことではあります。 ですが、裕福な国があり貧しい国がある。 幸運な時があり、不運な時がある。 人生の最後には幸せと不幸せの量は同じである、という意見もあります。 彼女たちは魔法少女になり幸せだったのか、不幸せだったのか。 奇跡を起こす代わりに受け入れなくてはいけない不運があるとしたら、奇跡の価値はいかほどなんでしょうね。